LOVE IZ DOLLにとって通算2度目となるワンマン公演が、12月29日(水)に新宿ReNYを舞台に行われた。この日のワンマン公演の前には、 道玄坂69・メランコリック少女物語・ARIStoCRAT-アリストクラット-がフレンドアクトとして会場を温める。その熱気を受け継ぐ形で、LOVE IZ DOLLの宴「LOVE IZ DOLL 2ndワンマンライブ」が催された。
夢を叶えることや、掲げた目標を手に入れることにキャリアは関係ない。その人の努力が積み重なれば、夢を半年で手に入れることができる場合もあれば、10年経っても夢に届かないことだってある。
もちろん、努力を重ねれば手に届くとは限らない。でも、本気で夢を追い求めれば、その夢を追いかけ続ける輝きは何年経とうと、何十年経とうが、人の心を惹きつけ、引き寄せていく。
2021年3月にお披露目ライブ。その4ヶ月後の7月には、Zepp Tokyoで初ワンマンをLOVE IZ DOLLは行った。動員という面では決して満足のいく結果では無かったが、彼女たちの覚悟はライブからしっかりと伝わってきた。Zepp終わりで新たに掲げた、12月29日・新宿ReNYでの2ndワンマン公演という目標。ここが、本当の意味で自分たちの実力を試される場だ。それを理解した5人は、そこからの5ヶ月間、夢を叶えるため懸命に努力を重ねてきた。未経験者たちの集まりだったチームが、アイドル活動へ人生のすべてを注ぎ、夢を、憧れではなく叶えるものに変えようと走り続けてきた。
努力は人を裏切らないと、誰かが言っていた。事実、彼女たちのひたむきな姿に惹かれ、LOVE IZ DOLLを応援する人たちの輪が広がり続ければ、新宿ReNYという舞台で覚悟を示そうとする5人の姿を瞼に焼き付けようとたくさんの人たちが会場に足を運んでいた。
2ndワンマン公演はいつのライブでも、彼女たちの意志を示す歌として強い支持を得てきたZeppワンマンでの1曲目「BE LOST」をスクリーンに写す形でスタート。
映像が終わった瞬間に「BE LOST」のイントロが鳴り、緞帳が上がった。5人は「夢ならばまだこのまま醒めないで」「君が好きだったこの場所 離れられず僕はまだここにいるよ」と、想いを込めた声を一つに歌いだした。とても切ない内容だ。でも、一人一人の歌声を通して胸に届いたのは、改めてこの舞台で輝くことを誓う5人の強い意志と決意だった。まだまだ失うものなどない彼女たちだが、失恋した心を歌ったこの曲が、LOVE IZ DOLLとして背負った覚悟と重なって聞こえるからこそ、「あと少しもう少し 醒めることない夢の中でいい このままで居させて」と強い眼差しを持って「BE LOST」を歌う姿に、心が引き寄せられていた。
「SHELL」でもLOVE IZ DOLLは、キラキラと輝く音に包まれながら、背負った覚悟を示すように力強い声で歌っていた。華やかな音に似合うダンスも華麗に見せながら、失恋から立ち直ろうとしてゆく心模様を綴った歌を通し、彼女たちは夢追い求める揺るがない意志を伝えてきた。何も知らない初な乙女として活動を始めたわけではない。経験を重ねた中でアイドルという夢の道を選んだ大人の5人だからこそ、切ない想いを記した歌さえも、こうやって光に変えていけるのかも知れない。
MCになったとたん、無邪気な笑顔になるところが、気持ちに嘘をつけない5人らしい姿だ。この日より、新衣装姿でのライブ。可愛らしいその姿へ、さらにキラキラした輝きを降り注ぐように、次のブロックへ。
彼女たちに「お願いギュってして後ろからDarling」と甘えた声で歌われるたびに、心がキュンと鳴る。叶わぬ恋かも知れない。それでも、「好き」という気持ちをときめいたままに歌う「My Sweet Darling」へ触れるたび、「My Sweet Darling」の主人公に想いを重ねあわせ、彼女たちへ片思いの恋心を思いきりぶつけたくなる。5人が掲げた手をギュッと握りしめ「この胸ギュッて締め付けられるのHoney」と歌う姿に合わせ、フロア中の人たちも掲げた手をギュッと握るこの瞬間の光景が大好きだ。この歌に触れている間、ずっとときめいた気持ちに包まれていたのは、5人の甘えた心に優しく抱きしめられていたからだ。
キラキラと輝く光をたくさん掻き集めるように、5人は無邪気な笑顔を浮かべ「I BELIEVE」を届けてくれた。切ない恋心を輝きに変える魔法を知っている5人が歌うからこそ、どんな痛い心模様も、輝きとして僕らの心へ降り注いでゆく。彼女たち自身が、輝きを放とうとする小さな5つの星のような存在。5つの小さな輝きでも、それが一つに重なったら、その光へ吸い寄せられるのも当然だ。
そんな風に夢中になってしまうのも、全部全部キミのせいだ。「好き」というときめいた気持ちを、眩しい笑顔を浮かべ全力で届ける5人の姿を、瞼へ焼き付けるように追いかけたい。愛らしいアイドルらしさを思いきり振りまきながら「全部キミのせいだよ」を歌い躍る5人の姿が、とても眩しい。きらめいたその姿と、はしゃぐ気持ちをずっとずっと永遠の時の中へ閉じ込めたい。
その輝きを膨らませるように、LOVE IZ DOLLは「Brilliant Days」を歌いだした。みんなと作りあげた輝く素敵な時間をこのまま消してしまうのではなく、また次の物語(ライブ)へ繋げていこうと、彼女たちは笑顔で約束を交わしていた。
次に披露したのが、道玄坂69の「クリームソーダとCherry」。同じ事務所の仲間であり、何度もライブで共演しあった仲だからこそ、いつもの感謝の気持ちをカバーという形を通して5人は伝えてきた。「キミがそばにいるだけで わたし笑顔になれるよ」と歌うこの曲をチョイスするところからも、お互いの関係性が見えてきた。ちょっぴり乙女なモードで歌う5人の姿も愛らしい。
ここで、メンバーの兎魅々みみの卒業が発表になった。辛さや苦しさも含んだうえで、アイドル活動を通して知った全力で夢を追いかけることの喜びと充実。そこで気付いた、自分が本当に追いかけたい道。その道で夢をつかむために卒業を決意したことを、兎魅々みみは伝えてくれた。彼女の卒業ライブは1月23日・下北沢シャングリラで行われる。その日までは、5人のLOVE IZ DOLLの姿をしっかり記憶に焼き付け続けてもらいたい。
LOVE IZ DOLLは、卒業を決めた兎魅々みみへの想いを伝えるように。この会場に足を運んだ人たちとの絆を確かめあい、これからも共に輝く未来へ歩み続ける約束を交わすように「Dear」を届けてきた。5人は歌っていた、「君と交わした僕らの約束 眩し過ぎるふたりの夢 今も覚えてますか」と。その夢は、今、伸ばした手が届かないくらい先にある。だからこそ、ここで立ち止まってなんかいられない!!!!!
最後にLOVE IZ DOLLは、ふたたび「Brilliant Days」を歌っていた。ここに集まったみんなと描いた「同じ未来」を一緒に瞼へ焼き付けるまではけっして止まらない。いや、一つ一つ夢を叶え、その夢を重ね続け、終わらない素晴らしい日々を続けようと、みんなで熱狂という指切りを交わしていた。
2022年3月6日、LOVE IZ DOLLは新宿ReNYを舞台に1周年主催公演を行うことも伝えてきた。間もなく1年を迎えようとしている。その日に、どんなBrilliantな景色を見せてくれるのか楽しみにしていようか。
PHOTO:RINethics
TEXT:長澤智典
★インフォメーション★
2022年1月23日(日)下北沢シャングリラ
兎魅々みみ 卒業ライブ
2022年3月6日(日)新宿ReNY
LOVE IZ DOLL 1st Anniversaryイベント
Official YouTube
https://www.youtube.com/channel/UC4GaNc6rQbzKKCavavgCZ4A
Official Twitter
https://twitter.com/LOVE_IZ_DOLL
OP映像(BE LOST)
SE
「BE LOST」
「SHELL」
「My Sweet Darling」
「I BELIEVE」
「全部キミのせいだよ」
「Brilliant Days」
-ENCORE-
「クリームソーダとCherry」
MC
「Dear」
「Brilliant Days」
Member : ■本気すず 担当カラー:パープル /誕生日:7月14日 Twitter: https://twitter.com/suzu_LID
■桃瀬エル 担当カラー:ピンク / 誕生日:3月27日 Twitter: https://twitter.com/ERU_LID
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Production: RINethics