ザ・ヒーナキャットのひーちゃん、そして別人活のひーちゃん。それぞれがミニアルバムを発売!!

現在、ひーちゃんのソロ・プロジェクトとして活動中のザ・ヒーナキャット。ひーちゃんは、別人格の”ひーちゃん”としても活動している。 3月24日(水)に、ザ・ヒーナキャットがミニアルバム「ザ・ヒーナキャットと申します」を。ひーちゃんがミニアルバム「ひーちゃんのお唄❷」を同時発売する。ザ・ヒーナキャットとひーちゃんの違いについて、ひーちゃんがアルバムの内容も含めて語ってくれた。

――現在、ザ・ヒーナキャットはひーちゃんのソロ・プロジェクトとして活動をしているんですね。

ひーちゃん 2020年9月から一人でザ・ヒーナキャットを動かしています。

――ザ・ヒーナキャットの楽曲の作詞/作曲/編曲は、もちろん。活動のすべてを取り仕切っていたのがひーちゃんでしたよね。

ひーちゃん そうですね。もちろんベーシストがいたほうが心強いですけど、一人でもやっていけるかなと思って、探り探りの面もありながらも一人で活動を始めました。

――たとえ一人になろうと、ザ・ヒーナキャットの活動を止めたくはなかったからなんですか?

ひーちゃん 活動を止めたくないというよりも、一人でも活動を続けられるのならやっていこうという意識のほうが強いです。コロナ禍による緊急事態宣言が出された4月から6月の時期はさすがにライブはやっていませんでしたが、宣言解除になった6月末頃からは「ライブが出来る環境があるなら」と月3-4本のペースでライブ活動も続けています。わたしにとっては、みんなとライブで過ごす時間こそが何よりも有意義で大切なこと。今はワンマンライブを中心に活動をしているのも、本当にザ・ヒーナキャットのことが大好きな人たちと一緒に楽しみたいからなんです。

――3月24日(水)には、ザ・ヒーナキャットとしてミニアルバム「ザ・ヒーナキャットと申します」を。さらに、ひーちゃんとしてミニアルバム「ひーちゃんのお唄❷」を同時発売します。なぜ、ザ・ヒーナキャットとひーちゃんとしてアルバムを分けて出したのか、その理由を教えてください。

ひーちゃん ソロ・プロジェクトになってからも、自宅録音で制作した音源を形にしたCDは出していましたけど。しっかり流通に乗せて販売する作品を作りたいと思い、今回、「ザ・ヒーナキャットと申します」を作りました。
この作品には、ここから羽ばたこうとする想いを詰め込んだリード曲となる「ツバサ」を聞いて欲しい気持ちを強く持っていたこと。しかも「ツバサ」は「これぞザ・ヒーナキャット」という要素を色濃く持っていたことから、まずは「ツバサ」の収録を決めました。そのうえで、心に抱えた闇の部分を歌にした「闇っ子」。ザ・ヒーナキャットにはこういう面もあるという音楽性を示した「定型文」と「愛の坂道」。ライブで歌うとすごく感情的に響いてゆく「コントロール不能」。歌の中で呪文を唱えてゆく「呪」(おまじない)と,計6曲を収録しました。ミニアルバムの「ザ・ヒーナキャットと申します」には、ザ・ヒーナキャットらしくもありながら、「今のザ・ヒーナキャットはこういう音楽を提示しています」と示したい曲たちを詰め込んでいます。

――心に隠し持った感情を歌詞にしている曲たちなのも、「ザ・ヒーナキャットと申します」の特色じゃないですか?

ひーちゃん あまり前向きな性格じゃないので。ただし、ネガティブまでいかなければ、一つの物事を両極で考えてゆくタイプのように、それが歌詞にも出ているのかなと思います。

――ちょっと、ツンデレなところも含めて?

ひーちゃん そうなんだと思います(笑)。ただしザ・ヒーナキャットに関しては、歌詞を重要視というよりも世界観を大切に曲作りをしています。それこそ、音源やライブに触れたときに現実逃避していけるといいますか、「今日、嫌なことがあったけど、でもザ・ヒーナキャットの音楽を聞いたり、ライブを触れていたら楽しかった」となれるようには意識しています。

――ミニアルバムの「ひーちゃんのお唄❷」は、ザ・ヒーナキャットの世界観と根底では繋がっていながらも、表現している内容は異なりますよね。

ひーちゃん ザ・ヒーナキャットのライブは世界観を重要視することから、MCを一切入れない1本のSHOWとして形作っています。もちろん、それが理想とする表現スタイルだからこそやっているわけですけど。たまに、はっちゃけたライブもやりたいなと思ってしまうんですね。それこそ「素の自分がステージに立って歌ったら、ザ・ヒーナキャットとは違う世界観が作れて面白いだろうなぁ」という想いからひーちゃんとしてライブで歌うための楽曲を作り始めれば、実際にひーちゃんとしてライブをやったところ自分でも面白さを覚えたことから、「ザ・ヒーナキャットとしてCDを出すのに合わせ、ひーちゃんとしてもCDを出しちゃおう」と思い、それで「ひーちゃんのお唄❷」を作りました。こちらに関しては、お負けみたいな感じで捉えていただければと思います。

――収録した「ひーちゃんの言うことは絶対」に記されたひーちゃんは、ザ・ヒーナキャットとはまるで違う姿をしています。あれを聞いたときは嬉しい驚きを覚えました。

ひーちゃん あの曲では自画自賛していますからね(笑)。ひーちゃんのほうは、ノリノリの楽曲が多いです。ザ・ヒーナキャットのライブではギターを弾きながら歌っていますけど、ひーちゃんのライブではハンドマイクのみで歌えば、曲に合わせ踊りや振りも行なうし、MCもしています。何より、歌メロを重視した曲たちばかりですからね。そこが、歌メロとギターのリフを大切に表現しているザ・ヒーナキャットと、歌うことを大前提にしているひーちゃんとの違い。ミニアルバムには「HG」というインストナンバーも入れてますけど。ギターで弾いているフレーズは、歌メロをあえてギターで表現した形を取っています。
ザ・ヒーナキャットもひーちゃんも、じつはストック曲がたくさんあるので、今後もどんどん音源化していこうと思っています。実際に今回のリリースに合わせても、予約特典やインストア、発売記念のライブなど、リリースに合わせて始まるツアーやインストアイベントに合わせ、自宅録音で作ったCDを無料配布しようと思っているように、それらをすべて集めるとアルバム並のボリュームになるはずです。そこで反響の高かった楽曲は改めてレコーディングを行ない、作品として出すことも考えています。

――3月20日と21日に名古屋ell.sizeを舞台に昼夜4公演を行なうライブを皮切りに、7月2日の名古屋ReNY limitedまで続く全国ツアー「ザ・ヒーナキャットと申しますツアー」も発表になりました。ザ・ヒーナキャットの場合、以前から47都道府県ツアーも経験していますけど、この時期に、細かく全国各地をまわるツアーをやってくれるのは、地方在住のファンにとっては嬉しいことだと思います。

ひーちゃん 喜んでもらえたらいいですよね。初日と2日目の名古屋公演に関しては、わたしの誕生日を一緒に祝おうということで行ないます(21日の夜公演のみ、ひーちゃんとしての誕生日公演) 。今回のツアーに関しては、新しいファンをつかもうというよりも、コロナ禍以降なかなか各地のファンたちには会いに行けなかったので、少しでも多くザ・ヒーナキャットのファンたちに会いに行こうと決めた形です。もちろん、新規のお客さんも歓迎ですし、昨年より配信ライブもやっていたこともあって、そこで出会った方々にも会いに行きたいなという思いもあります。

――けっこう名古屋公演が多いですよね。

ひーちゃん 神奈川県在住なのに、ツアーの初日もファイナルも名古屋ですからね(笑)。その理由は、名古屋のファンの方々がとっても温かいからです。ライブで足を運ぶたびに観に来てくれる熱いファンたちがとても多いよう、わたしもお気に入りの場所という理由もあって名古屋では毎月のようにライブをやっています。

――このツアーの中、気になったのが5月10日から16日まで一週間ぶっ続けで下北沢ReGを舞台にライブを行なうこと。ここは、どういった内容になるのでしょうか?

ひーちゃん 今、ザ・ヒーナキャットには持ち歌が140曲くらいあります。ファンの方々からは、以前から「全曲ライブをやって欲しい」と言われてたことから、懇意にしている下北沢ReGの店長さんへ、「こういうファンからの声があるんだけど、でも、やる場所もないし、どうしようかなと思ってて」と話をしたところ、「じゃあ、うちでやりましょう」と言ってくれたこと。その話をバンドメンバーに話したところ「140曲の演奏?ぜんぜんOK!!」と言ってくれたことから、1日20曲を目処に七日間連続でライブをやります。一番大変なのは、全曲覚えなきゃいけないサポートのメンバーたちですけど。自分でも久しくやっていない楽曲を演奏することで、改めて曲の良さに気付く機会にもなりそうだから、そこは楽しみにもしています。

――5月5日に平塚中央公民館で行なう「無料お披露目会!」は、DVDの撮影も入るそうですね。

ひーちゃん この日は無料公演として行なうので、ぜひ沢山の方に観に来てもらえたら嬉しいです。しかも、この日のライブをLIVE SHOOTINGし、後にLIVE DVD化します。今のザ・ヒーナキャットを提示してゆくうえで、ライブ映像があるとわかりやすく伝えていけるなと思い、そのために制作を決めました。それにザ・ヒーナキャットの場合、ライブ演奏を通すことで音源として聞くのとは違う迫力や感情、臨場感も出るように、ライブで見せるザ・ヒーナキャットの楽曲もしっかり伝えていきたいんですよね。

――長いツアーの中にも、いろんな見どころが用意されているんですね。

ひーちゃん 1本1本すべてが見どころになります。ザ・ヒーナキャットの場合、1回として同じセットリストでライブをやったことがないように、どの公演もセットリストを変えてやります。だから、どの公演に足を運んでも毎回違うザ・ヒーナキャットのライブを楽しめるはずです。さらに、月1回程度のペースですが、ひーちゃんとしても公演を行なっているように、こちらも楽しんでください。ザ・ヒーナキャットのひーちゃんと、ひーちゃんは別人格。ザ・ヒーナキャットでひーちゃんの楽曲を演奏することはないように、ぜひ、やりたい放題やっているひーちゃんのライブも楽しんでもらえたらなと思います。

――「ザ・ヒーナキャットと申します」と「ひーちゃんのお唄❷」を聞き比べてもらえれば、別人格というのはよーくわかります。

ひーちゃん 2枚のアルバムを立て続けに聞くと、歌い方や世界観も含め、その違いが見えてくるように、ぜひ2枚とも楽しんでください。そして、ライブを通してザ・ヒーナキャットの世界観へどっぷり浸って現実を忘れてください。

TEXT:長澤智典

★インフォメーション★

「ツバサ」MV
https://youtu.be/pNnEPj2pObw

★音源情報★

タイトル「ザ・ヒーナキャットと、申します。」
アーティスト:ザ・ヒーナキャット
3月24日発売
料金2500円+税
品番HNMF1002
1.ツバサ
2.闇っ子
3.定型文
4.愛の坂道
5.コントロール不能
6.呪

タイトル「ひーちゃんのお唄2」 
アーティスト:ひーちゃん
3月24日発売
料金2500円+税
品番HNMF1001
1.ララバイ
2.ひーちゃんの言うことは絶対
3.トンネル
4.ぱりぴ
5.ラブレター
6.HG(instrumental)

★LIVE情報★

“ザ・ヒーナキャットと申しますツアー”

3/20 土曜 名古屋ell.size 昼夜
3/21 日曜 名古屋ell.size 昼夜
3/28 土曜 宮城仙台FLYING SUN
4/3 土曜 千葉本八幡ルート14
4/4 日曜 名古屋TOWER RECORDSパルコ店
4/10 土曜 埼玉越谷HEVEN’S ROCK VJ-1
4/18 日曜 神奈川平塚OCS湘南CITY
4/27 火曜 名古屋MUSICFARM※ワンマン
4/28 水曜 大阪長堀橋WAXX※ワンマン
4/29 木曜 広島ALMIGHTY
5/1 土曜 香川高松MONSTER
5/2 日曜 高知CARAVAN SARY
5/5 水曜 神奈川平塚中央公民館
5/10 月曜 下北沢ReG
5/11 火曜 下北沢ReG
5/12 水曜 下北沢reG
5/13 木曜 下北沢ReG
5/14 金曜 下北沢ReG
5/15 土曜 下北沢ReG
5/16 日曜 下北沢ReG
5/30 日曜 長野上田 Radius
5/31 月曜 新潟GOLDEN PIGS
6/2 水曜 宮城仙台FLYING SUN
6/3 木曜 秋田CLUB GEL
6/5 金曜 北海道crazy monkey
6/6 土曜 北海道XENON
6/17 木曜 京都GLOWLY
6/18 金曜 岡山crazy mama 2nd room
6/20 日曜 福岡小倉FUSE

“ザ・ヒーナキャットと申しますツアーファイナル”
7/2 金曜 名古屋栄 ReNY limited

【新ミニアルバム】全曲トレーラー【ザ・ヒーナキャットと申します。】
https://www.youtube.com/watch?v=3W_VB-l9RrI
【ひーちゃんソロプロジェクト】CD発売前にちょっとだけ〜♪
https://www.youtube.com/watch?v=_cDSgE54DSA
ザ・ヒーナキャット Web
https://www.theheanacat.info/
ザ・ヒーナキャット twitter
https://twitter.com/THEHEANACAT
ザ・ヒーナキャット 公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCA6Of59KL3uLFJ3rt03ynjw

ひーちゃん twitter
https://twitter.com/Hichan_THC

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