パンク老人”s-ken”が見た70年代ニューヨーク写真展、 ホテル アンテルーム 京都にて7/14(日)〜開催決定! オープニングに町田康とのトークショーもあり。 6/22(土)イベント「東京ニューソース」の注目も高まる。

地下水脈のドンと呼ばれ音楽業界を見つめ続けるプロデューサーであり、日本にパンクミュージックを持ち込んだ第一人者でもある”パンク老人”ことs-ken(エスケン)の活動が72歳を迎えさらに活発になっている。昨年、東京・大阪と2箇所で行われ好評を得た外国特派員時代のニューヨーク写真展「1977 NYC EXPROSION」が今年は7/14〜8/11の約1ヶ月に渡り、祇園祭の真っ只中、京都にて開催されることになった。

初日の7/14(日)にはオープニングパーティとして、自身もパンクロッカーであった芥川賞作家の”町田康”がゲストに参加しトークセッションが行われる。司会にはs-kenの旧友バンヒロシ、安田謙一が担当し、京都在住で親交のある”タカツキ”を始めミュージシャンたちとのライブセッションも予定している。

1977 NYC EXPLOSION
開催場所は、2011年に開業し「京都のアート&カルチャーの今」を発信するホテル アンテルーム 京都。館内には、ギャラリーやレストラン、バーがあり、彫刻家・名和晃平ら9組のアーティストが手がけるコンセプトルームも。2017年にはデヴィッド・ボウイ写真展を「DAVID BOWIE by MICK ROCK」を開催するなど、音楽・アートイベントも積極的に行なっている。

詳細はホームページにて:www.hotel-anteroom.com

“パンクロック”、“ヒップホップ”、“ガラージュ”など革新的音楽革命と死に至る病”エイズ”が同時多発的に発生した1977年のニューヨーク。まさにこの年、マンハッタン、ウェストサイドに住み、天国と地獄が共存するスリリングな”ザ・シティ”の写真を撮り続けた海外特派員時代のs-ken。

1977sken
(1977年当時、海外特派員時代のs-ken)
特に最下層エリア、バワリー街のナイトクラブ”CBGB”に入り浸り、パティー・スミス、ラモーンズ、テレビジョン、リチャード・ヘル&ヴォイドイズ、トーキングヘッズなど勃興時のエキサイティングなニューパンクロックシーンを生々しくドキュメントしている。昨年出版された初の自伝「s-ken 回想録 1971-1991 都市から都市、そしてまたアクロバット」(河出書房新社)には当時彼がニューヨークで体験した数々のエピソードが記されており併せて読むことで映画「タクシードライバー」(マーティン・スコセッシ監督)に登場するような喧騒と躍動するニューヨークを体感できる。

また、s-kenと町田康といえば、6/22(土)東京青山にあるRestaurant Bar CAYにて、いとうせいこう、s-ken、町田康の3者がタッグを組み開催される「音楽」と「文学」の融合イベント「東京ニューソース」が注目を集めている。

先日行われたs-kenと町田康の対談では、イベントについて興味深いやりとりがいくつも交わされた。
s-ken×町田康 対談 (ダヴィンチニュース抜粋)
https://ddnavi.com/interview/539086/a/

MachidaKou
(町田康)
サブタイトルに「リーディングジャム」と銘打ったこのイベント、s-kenへのラジオ、取材オファーも多く注目度の高さが窺われる。若手新鋭アーティストとDJも参加し(4バンド、4組のDJと4人ポエトリーリーディング)貴重な1日となるだろう。

イベントホームページ:https://tokyonewsource.localinfo.jp/

令和元年となった今、生きる伝説の目に現代はどう映っているのか?6月の東京青山のイベント、そして7月の京都写真展とトークショー。成熟の域に達した男たちの生き様をぜひ会場で目撃してほしい。

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【s-ken (読み:エスケン)プロフィール】

1971 年、ヨーロッパ最大規模のポーランド音楽祭に作曲者として数万人の応募者から選ばれ渡欧。その後 2 年半にわたる アメリカでの海外特派員生活を経て帰国し、パンクロックムーブメント TOKYO ROCKERS を牽引
し、自身もアーティストとして’ 81 年にメジャーデビューを果たす。以来、既成の音楽業界や国の概念を超えて、世界標準のクオリティーを追求し続けてきた。 時には ” TOKYO SOY SOURCE ”、” カメレオンナイト ” などのイベントプロデューサーとして、時には ” 異人都市 TOKYO”、 ” PINHEAD” などの著作・編集者として活動しながら、「JAZZ HIP JAP(UK クラブチャートにイン )」、「東京ラテン宣言」などシーンを活性化させたレーベル & 音楽プロデューサーとしても活動し、様々なアーティストの発掘、育成には今日に至るまで尽力
している。

【写真展INFO】

s-ken PHOTO EXHIBITION
「1977 NYC EXPLOSION in KYOTO」

開催期間:2019/7/14(日)〜8/12(月祝)
会場:HOTEL ANTEROOM KYOTO Gallery9.5
住所:京都府京都市南区東九条明田町7番
時間:11時〜21時
入場:入場無料
問い合わせ:075-681-5656(京都アンテルーム 担当:上田/須山/江口)

初日、7/14にはOPENING PARTYとして
「s-ken×町田康トークセッション&ライブセッション」を開催!
2019/7/14(日)@ホテル アンテルーム 京都
開場:14:00
開演:15:00
入場:1500円+1drink
チケット予約:banbe1958@icloud.com (写真展実行委員会)
(お名前、人数を明記の上メールにてお申込み下さい。通常2〜3日以内に承りメールを返信させて頂きます)
※入場は整理番号順。全席自由(椅子席、立見席あり)
トーク出演:s-ken、町田康
ライブ出演:s-ken(vo&words)、タカツキ(words&bass)、大前千鶴(key)、岡田康孝(Bass)、片山ゆうき(g)
MC:バンヒロシ、安田謙一
takatsuki
(タカツキ)

主催:写真展実行委員会
協賛:ホテル アンテルーム 京都
お問い合わせ:banbe1958@icloud.com (写真展実行委員会)
ホームページ:www.hotel-anteroom.com

【LIVE INFO】

omote
TokyoNewSource vol.1 ~Poetry Jam~
2019.6.22(sat)@Restaurant Bar CAY
【住所】〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23
【時間】OPEN 17:00 / START 18:00
【料金】前売4000yen / 当日4500yen
(入場時1D 600円別・要1オーダー/ローソンチケットのみ整理番号付、他先着整列順)
※ローソンチケットから優先入場
【席種】着席または立見(ご来場順 or 整理番号順の入場)or オールスタンディング
【チケット発売日】発売中!!
【チケット取扱】ローソンチケット https://l-tike.com/order/?gLcode=72537 (Lコード:72537)
CAY電話予約 03-3498-7840(平日12:00~20:00)
CAYメール予約 cayyoyaku@spiral.co.jp

■LIVE
●いとうせいこう is the poet
いとうせいこう(Words)、Watusi(Ba)、會田茂一(Gt)、龍山一平(Key)、コバヤシケン (Sax)、DUB MASTER X (PA)

●s-ken&prester john
s-ken(Words&Vo)、スティーヴ エトウ(Per)、角田隆太(Ba)、岡愛子(Gt)、矢代恒彦(Key)

●町田康&3S
町田康(Words)、中村jizo敬治(Gt)、浅野雅暢(Sax)

●SECRET COLORS
(Guest Poets) ID、GOMESS、toto (SUIKA)、向坂くじら (Anti-Trench)
三善出(Vo,Gt)、小林洋(Ba)、1×2_6(Vo,Key,Sampler)、堀口隆司(Dr)

【BOOK RELEASE INFORMATION】

『S-KEN回想録1971-1991 都市から都市、そしてまたアクロバット』
(河出書房新社)
2018.6.12(火)より全国書店にて発売
予価:本体3,700円(税別) A5判/並製/288頁
Adobe Photoshop PDF
詳細はこちら www.s-ken.asia

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