2014年7月よりソロアイドルとして活動をスタートした、みのりほのか。「アイドルは仮の姿であり、真の姿は未来を生きる宇宙人であることをカミングアウトし渋谷を拠点に地球探索を行っていることを公表」(PROFILEより)したミステリーシリーズ第一弾作『宇宙人だ』が、雑誌「ムー」などを巻き込み話題を集めていたのも、記憶に新しい。
1月8日に誕生日を迎えたみのりほのかが、2日後となる1月10日に「みのりの生誕わんまんらいぶ」を、ホームグラウンドであるSHIBUYA DESEOを舞台に開催。ゲストに、みのりほのかに向け「ワクワクするアイドル」の称号を与えたNHK Eテレ「つくってあそぼ」のワクワクさんでお馴染みの久保田雅人さん、みのりほのかのサウンドプロデューサーであるTEPPANさんが参加。
この日は、みのりほのかの生誕祭と同時に、ミステリーシリーズ第2弾作『ざしきのあのこ』の発売も兼ねていた。SHIBUYA DESEOを舞台に、みのりほのかが大勢のファンたちと胸をドキドキ高鳴らせ行った宇宙旅行(LIVE)の模様を、現地調査を終えたことからここへ報告しよう。
光速でぶっ飛ぶ歌と演奏に乗って騒ぎだせ。銀河に生まれた熱狂空間をみのりほのかと一緒にランデブー!
「宇宙人だー!!」、ライブは彼女の存在に驚きの声を上げるように『宇宙人だ』から幕を開けた。ステージへ向け沸き上がるMIXと叫び声。テクノサウンドに乗せみのりほのかは、「宇宙人だ」と歌を連呼しながら人類とコンタクトをスタート。桶狭間の合戦をテーマに描写?!。キュートな侵略者みのりほのかは、青いサイリウムを手に歌った『ノブナガ』では、織田信長の存在を調査。この可愛い宇宙人、いろんな世界へ僕らをタイムトリップさせてゆく。
クールでスリリングなビートに乗せ、ちょっとおしゃまなモードでみのりほのかは『ハウスオブフード』を歌唱。エキゾチックでジャジーでエレクトロな演奏をキッチンに、不思議な味覚を持った歌のレシピを彼女は次々と生み出してゆく。テンポが急速に上がると同時に生まれた、みのりほのかとファンたちによる「メロンパン」「かにたま」「お茶漬け」などの熱々としたコール。まさに、口へ頬張りたいくらいに熱い声の交わしあいだ。コスモな空間を、みのりほのかは光速ビートに乗って勢いよく駆けだした。『コズミックガール』の登場だ。熱狂へ一緒にランデブー、光速でぶっ飛ぶ歌と演奏に乗って騒ぎだせ。彼女と一緒に銀河空間をドライブしながら、みんなこう感じていたはずだ。「もっともっと熱狂の中で飛び続けたい」と…。
「宇宙へようこそ。今回のワンマンライブのテーマが、みんなと一緒に宇宙へ行こうなんです。まだ見ぬラスタさん(ファン)にも、今年はいっぱい逢いたいです」の言葉に続き、ファンたちと一緒に、ゲストのわくわくさんでお馴染みの久保田雅人さんを招き入れた。
最初からテンションMAX状態な、わくわくさんでお馴染みの久保田雅人さん。舞台上で始めたのが、得意の工作。今回の題材が「バースデーに必要なもの」。紙コップに輪ゴムをつけ、中に紙吹雪を入れたクラッカーで誕生日をお祝いすれば、牛乳パックで作った飛びだすオモチャを彼女にプレゼント。次々と工作しながら、わくわくさんでお馴染みの久保田雅人さんは、みのりほのかを間髪入れずにはしゃがせていた。
ゲームコーナーでは、2枚のカラーポリ袋を用いて巨大な2つの犬顔バルーンを作成。そのバルーンを使って行ったのが、舞台から投げ入れたバルーンが、客席を経由し、どちらが早く舞台に戻ってくるかを競う、ファンたちを巻き込んだ「風船送りゲーム」。わくわくチームとみのりほのかチームに向けて実施。結果は、みのりほのかチームの勝利。トークコーナーでは、怒濤の会話を叩きつけるわくわくさんでお馴染みの久保田雅人さんに、みのりほのかは返す言葉もないほど終始圧倒され続けていましたけどね。
ありのままのみのりほのかの姿で熱唱したアコーステックコーナー。
続いてゲストとして登場したのが、みのりほのかのサウンドプロデューサーのTEPPANさん。みのりほのかは、TEPPANさんと一緒に暖かい歌声を響かせるアコースティックなライブを披露。
TEPPANさんの爪弾くアコギの演奏に乗せ最初に届けたのが、「クレヨンしんちゃん」のカバー曲『君に100パーセント』。彼女はTEPPANさんの演奏に乗せカズーを吹けば、可愛い声を魅力に銀河空間(会場)へいる人たちの胸にひと言ひと言しっかり響くよう100%の想いを持って歌を届けてきた。ふんわりとした空気が、心地好い微睡みを与えてゆく。温かい空気に包まれていたら、心がまったりゆるゆるになっていた。『わたがし』では優しくスキップするアコギの演奏に乗せ、フワフワと心弾む気持ちを、晴れた歌声に乗せ届けてくれた。心がほんわかと癒されてゆく。何時しか僕らは、みのりほのかの歌声の甘い綿に優しく包まれていた。
「アコースティックタイムも楽しんでいただけてますか?!。3月にもバンド編成でワンマンを行うように、今年はいろんな顔を見せていきたいと思います。今年はみんなを宇宙に連れていきますと宣言したように、ラスタ星人になってくれたみんなをどうやって宇宙へ連れていこうかと思って、日々いろいろ研究しています」
続いて披露したのが『ほのカレー』。みずからの青春な生きざまをカレーにたとえて表現。ブルーズなギターに乗せたコクのある楽曲を、甘えたしぐさたっぷりにみのりほのかは歌いかけてゆく。サビで起こった「だめだめだめだめだめだめよ」「だめだめよ」の掛け合い。ほのかな雰囲気の中へスパイシーな刺激を詰め込み、彼女は場内へ不思議なインド空間を描きあげていった。『とおまわり』では。心地よくスキップするように歌う姿も。彼女の歌声に心の手を伸ばし、一緒に手を繋ぎながら歩きたい。みのりほのかの歌声は、僕らを眩しい青春の景色へ連れてゆく。一緒にわくわくとした歌の光を浴び続けてたい。最後に産まれた「らららららーららーらら」の合唱。こんな素敵な歌の遠回りなら、もっともっと味わいたい。
「次の曲は、ありのままを解き放つ歌です。宇宙人が日本語をしゃべってるだけでも優秀なのに、プロデューサーが「歌えるか」と。私は宇宙人なので、基本受け入れ体制です。これから私は試練に挑みます」と語った後に披露したのが、「アナと雪の女王」より『レットイットゴー』。みのりほのかはありのままの姿を見せながら熱唱、キーの高いパートさえ少しも苦しくなく??彼女は歌いあげていた…と書きたいところだが、ハイトーンのパートで歌うのに苦労していたのも事実。でも、しっかり輝いていたように、歌い終わったとたんに拍手喝采。それだけ、ファンたちに認められたということ?!
彼女に膝枕された気分で歌に酔っていたのも、そんな風に心が染まっていたから。
後半戦は、軽快に弾むエレクトロなビートに乗せ可愛く声を弾ませる、ラップナンバー『100』からスタート。揺れるリズムに合わせ、大きく手拍子を返すファンたち。みのりほのかもコケティッテュな天使の笑顔を振りまき、ふたたび場内に熱を産み出してゆく。会場中へカラフルな色を落書きするように、胸をキュンとくすぐる歌を届けた『クッピーラムネ』。ふわふわとした甘い歌の刺激は、口へ含んだとたんにとろ~りとろけそうだ。
アコギの音色を基調とした温かいメロウなポップチューン『ひいらぎ』を通し、みのりほのかは会場中の人たちを優しい歌声の魔法でギュッと包みだした。何処かノスタルジックな香りも匂わせた歌が、触れた人たちの心を暖かな桃源郷へ誘ってゆく。ゆったりとしたポップスの王道スタイルも、彼女に似合う嬉しい表情だ。
「みんなでせーの!!」、表情は一変、光を持って駆けだした『カレーの時間』へ飛び乗り、熱い手拍子を返すファンたち。間奏では、舞台上のみのりほのかへ向け、熱いエールをぶつけてゆく。そこへ広がっていたのは、アイドルのライブらしい熱狂渦巻く空間だった。終盤に産まれたケチャの風景。最後は会場中の人たちと一緒に飛び跳ねながら、産まれた熱狂をみんなで食べ尽くしていた。
激しいギターの音が炸裂。胸を騒がせるテクノなロックンロールナンバー『昨日のみのりに言ってくれ』の登場だ。可愛い仕種と歌声でファンたちを煽れば、彼女の誘いに絶叫をぶつけ、熱狂へ身を浸してゆくファンたち。感情のストッパーを外し、一緒にロックンロールなパーティに飛び込んでいけ。そう、この一体感こそライブだ。
最後は、最新シングル『ざしきのあのこ』の登場だ。ゆったりと身体を揺らすグルーヴの上で、騒ぎ疲れたファンたちをみのりほのかは優しく癒してゆく。彼女がファンたちを歌で優しく抱きしめる姿を見ていたら、無性に嬉しさが込み上げてきた。それは、一緒に熱を持ったライブを作りあげたから?!。それもあるだろう。それ以上に、みのりほのかの投げかける愛を受け止めながら、僕ら自身が何時しかその笑顔と歌声に「いいね、いいね」されていたからかも知れない。いや、絶対にそうだ。彼女に膝枕された気分で歌に酔っていたのも、そんな風に心が染まっていたからだ。
何時しか僕らは無限に熱狂を吸い込むみのりほのかの作り上げたブラックホールの虜になっていた。
「2018年夏、みのりほのか新しいフルアルバムを発売しーます」の告知に続きアンコールで披露したのが、チープスリルなテクノビートも魅力的な『もしかしてエスパー』。スリリングさを抱いたマジカルな楽曲とコケテッシュなみのりほのかの笑顔と歌声に触発され、場内中の人たちが手にしたブルーのサイリウムを振りかざし、彼女へ絶叫と化したエールをぶつけていた。なんて胸をドキドキさせる歌だろう、もしかして僕ら、熱狂というテレパシーを受け止め、彼女のサイコキネシスによって熱狂モードに操られてる?!。でも、こんな魔力なら、いくらでも操られたい。科学の力を越えた熱狂の中、何時までもはしゃぎ続けたい。そんな気分だ。最後に披露したのが、『ガチャ☆ガチャ』。一瞬にして、みのりほのかの歌に首ったけだ。軽快にステップ踏みながら歌う彼女へ、火照った熱いエールをぶつけるファンたち。ドキワクした歌のマジックに魅了された誰もが、彼女へ熱いケチャを捧げてゆく。ワクワクが止まらない。何時しか僕らは無限に熱狂を吸い込むみのりほのかの作り上げたブラックホールの虜になっていた。
最後に、ファンたちがサプライズでバースデーケーキを用意。突然のサプライズとケーキに「めっちゃ可愛い」と喜びと興奮を隠せないみのりほのか。みんなで作り上げるこのハッピーな空気がたまらなく素敵じゃない。
年頭から熱気に包まれた生誕祭、この熱狂を今年も引き連れながら、彼女は素敵な宇宙旅行へ連れてってくれるに違いない。それを楽しみにしていよう。
PHOTO:佐野和樹
TEXT:長澤智典
★オフィシャルサイト★
みのりほのか Web
http://www.hvt-inc.com/
みのりほのか twitter
https://twitter.com/honoka_minori7
★INFORMATION★
2018年
1月15日(月)SHIBUYA DESEO
1月16日(火)渋谷VUENOS
1月19日(金)巣鴨獅子王
1月21日(日)日本橋CLUB COCHLEA(大阪)
1月29日(月)渋谷club 乙-kinoto-
1月31日(水)巣鴨獅子王
-セットリスト-
『宇宙人だ』
『ノブナガ』
『ハウスオブフード』
『コズミックガール』
『君に100パーセント』(COVER)
『わたがし』
『ほのカレー』
『とおまわり』
『レットイットゴー』(COVER)
『100』
『クッピーラムネ』
『ひいらぎ』
『カレーの時間』
『昨日のみのりに言ってくれ』
『ざしきのあのこ』
-ENCORE-
『もしかしてエスパー』
『ガチャ☆ガチャ』