AKARA初のドイツ2DAYSライブは熱く燃え上がった!デュッセルドルフの日本デーでは、1万人の観客が熱狂!AKARAの世界進出が遂に始まった。

AKARAのドイツでの2DAYSライブはオフィシャルページからのお問合せという、1通のメールから始まった。AKARAサイドから特にプロモーターへのアプローチを行った訳ではなく、AKARAのYouTube映像をみたブッキング担当者の熱いオファーを受けて実現したという、時代がAKARAを後押ししているかのようなドイツ2DAYS。AKARAの全てをみせつける為、今回の2DAYSはAKARAの4名に洋楽器隊のかごめ団の3名も加えたフル体制での遠征となった。

1日目は、ケルンにある日本文化会館でのワンマンライブ。会場のキャパシティという制約がある中、和楽器の独奏などもはさみながら、アンコールを含め、全14曲を披露し、会場いっぱいにつめかけたドイツっ子にAKARAの存在感を見せつけた一夜となった。ケルンでドイツの感触をつかんだAKARAは、満を持して2日目のデュッセルドルフで開催されている日本デーのメインステージへ挑んだ。

デュッセルドルフの人口はおよそ61万人と言われているが、日本のサブカルチャーの祭典とも言われる「日本デー」には75万人もの動員があり、まさにヨーロッパ中の日本のサブカルファンが集まっているイベントと言っても過言ではない。そしてAKARAが登場するメインステージへは1万人もの観客が集結した。

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デュッセルドルフの澄み渡った夕空の中、箏と尺八による「千鳥の曲」が響き渡り、静かにAKARAのステージが幕開けした。ドイツの聴衆に古典の心が染み渡る中、尺八のKIZENと箏のTommyの背後からドラムのカウントが入ると一転、『RED』、『Storm』とヘビーチューンで畳みかけ、会場のボルテージを一気に高めていった。

ボーカルMIKIKOのドイツ語による挨拶に続いて、流暢な英語でのMC。海外ツアーにおいては、MIKIKOの英語によるMC力も非常に強い武器となることが証明されるかのように、MCを重ねる度に聴衆の反応がどんどん上向いていったのである。

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一回目のMCに続いて、しっとりバラードタイム。『蒼天』、『Edge…』、『名も泣き花』と、MIKIKOのボーカルがのびやかに響き渡った。そんな中、ドイツならでは?の光景が。サイリウムを掲げるかのように、スマホのライトを点灯させたまま楽曲にあわせて横に振られ、その波が会場にどんどんと拡がっていくのであるが、なぜか倍のテンポで振られているのである。メンバーたちの目にもかなり印象的にうつっていたようで、終演後、口々にその光景について語っていた。バラードセクションに続き、アップチューンな『Moments』を披露すると、冒頭の2曲を上回るレスポンスが返ってくるようになっていた。

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二回目のMCでは、MIKIKOの「世界初となるステージを魅せるよ」と語り掛け、聴衆が見守る中、TAKAの能管とドラムのセッションが始まった。能管に呼応するかのように指笛(ホイッスル)が返ってくる。ドラムのリズムが激しくなるにつれて手拍子の波は激しさを増し、会場全体が拍手に包まれたところで『KOHAKU-琥珀-』へ突入。ノリノリの展開に会場が盛り上がらない訳がない。ハイハットのオープンクローズとジャンプがシンクロしている様は、本当に気持ちが良さそう。そのままの勢いに身をまかせ、『ZIPANGU』へ突入。お祭り騒ぎは終わらない。

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高いテンションのまま、1万人の聴衆をバックにメンバー全員で写真撮影。MIKIKOのカウントダウン(ドイツ語)に沸き立つ聴衆。シャッターが幾度となく切られた後、『KAGEROU-陽炎-』の掛け声を会場全体で練習。その甲斐あってか、『KAGEROU-陽炎-』のサビでの合唱は、日本の“YAKARA(AKARAファンの総称)”が殆どいないドイツの地でも大成功!

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会場の一体感を噛みしめるように最後のMCでMIKIKOが会場を煽ると、全てを発散するかのような大歓声が。そんな大歓声に包まれる中、AKARAの原点であり、代表曲でもあるパワーロックチューン『孤高』が走り出した。ステージサイドも客席サイドも思い残すことのないよう、思い思いに暴れ、文字通り最高潮に達したところで、およそ1時間にもおよぶAKARAのステージは幕を閉じた。メンバーがステージを去った後も鳴りやまないZugabe(アンコール)が今回のドイツ公演の成功を何よりも物語っていた。

AKARAは現在、EMERGENZA JAPANというバンドコンテストにおいて、Finalへコマを進めている。そしてこのコンテストの優勝バンドは、ドイツで開催される3万人規模のTaubertal Festivalへの出演が決定する。ドイツのYAKARA達との再会は案外、近いのかもしれない。EMERGENZA JAPAN Finalは7月8日(土)に渋谷TSUTAYA O-EASTで開催される。ドイツからひと回りもふた回りも大きくなって帰ってきたAKARAを観に、会場へ足を運んでみるのも良いだろう。

05/20/2017“JAPAN TAG”Düsseldorf Deutschland©AKARA Photo by ke-ko.k

★セットリスト★

【2017年5月19日(金)@ケルン日本文化会館 One-man LIVE】
篠笛「独奏」
尺八「独奏~喜善軒・蓮芳軒所傅尺八古典本曲 鶴之巣籠」
Overture
RED
Moments
Trails
蒼天
流音
箏・尺八「初鶯」
篠笛「独奏」
KOHAKU-琥珀-
Edge…
名も泣き花
箏「独奏」
BREAK IT
Storm
ZIPANGU

KAGEROU-陽炎-
-アンコール-
孤高

【2017年5月20日(土)@デュッセルドルフ/NRW 日本デー Main ACT】
箏・尺八「千鳥の曲」
RED
Storm
蒼天
Edge…
名も泣き花
Moments
能管・ドラムセッション
KOHAKU-琥珀-
ZIPANGU
KAGEROU-陽炎-
孤高

★公式情報★

邦楽ロックバンド『AKARA』オフィシャルサイト
http://akara.tokyo/
AKARA【公式】twitter
https://twitter.com/akaraofficial
AKARA【公式】facebook
https://www.facebook.com/akararock

★音源情報★

~iTunesより近日配信開始楽曲~
KAGEROU-陽炎-
月の涙
孤高
ZIPANGU

★ライブ情報★

05.26(金)BLEND NEW HONEY 2017(GAO, AKARA and more…)@渋谷VUENOS
05.28(日)デザインフェスタvol.45@東京ビックサイト ライブ&ショーステージ
06.04(日)大阪城公園ストリートライブ(城天)@大阪城公園
06.04(日)弥涼暮月の夜@日本橋STAR BOX(大阪)
06.17(土)Heima.×Itamiya×AKARA@渋谷La.mama
07.08(土)EMERGENZA JAPAN Final@渋谷TSUTAYA O-EAST
07.09(日)Taste of MiVK@Shibuya CYCLONE & GARRET udagawa
07.23(日)クレイジー☆フェストVol.10 “第10回記念祭” @大塚Deepa
07.24(月)Jour de muguet〜SHINZAN復活祭〜@渋谷aube

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