AMBEEK、始動!!。その音楽は、つかみを持った衝撃として、観客たちの頭上へ降り注いでいた。

ついにAMBEEKが「存在証明」を示す日が訪れた。2月11日・渋谷REX。この日、AMBEEKが初めて人前に姿を現した。彼らはdefspiral/葵168/Initial’Lと交遊の深いバンドたちを招き入れ、主催イベント「アンビエンス.イーク」という形を通し、その姿を、奏でる音の魂を、会場を埋めつくした満員の人々の前に知らしめた。KEKE(Vo)/takuma.(G)/つかさ(G)/銀也(B)/MINAMI(Dr)の5人が描いたライブの模様を、ここへ記したい。
 
 AMBEEKのライブは、KEKEの熱い誘いから幕を開けた。これまでに溜め込んでいた想いを一気に吐き出すように、楽器隊が『shout out』に乗せ、荒ぶる演奏を観客たちの身体へ突き刺した。気持ちを熱く掻き立てる音の塊に触れた満員の観客たちが、自然と身体を揺らしだす。それ以上にインパクトの強かったのがKEKEの歌声だ。彼も、気持ちを荒らげるように声を上げていた。でも、KEKEの口にするメロディーはとても温かさに満ちていた。歌に心をつかまれる…。そう、その感覚だ。AMBEEKは、気持ちを揺らす楽曲を届けてゆくバンド。その姿勢を、彼らは始まりの歌の時点でしっかりと示していた。観客たちも、ビートに合わせ身体を揺らしながらも、その歌に惹かれていたと想像する。さすがに前方で騒ぐ観客たちの表情までは伺えなかったが、声を上げ騒ぐ人たちの姿を観ていたら、笑顔で弾けている様が脳裏に浮かんでいた。
「飛べー!!」、KEKEの叫びを合図に、身体中から光を撒き散らすように『存在証明』が勢い良く走り出した。ズクズクと身体を突き刺す重厚な演奏に心地好く飛び乗ったKEKEは、気持ちの揺れるまま。でも、湧き出るエナジーをぶつけるように歌を突き刺してきた。沸き上がる想いを高らかに歌いあげるKEKE。疾走しながらも、巧みに表情を変え心高揚するドラマを描き出す演奏。その音楽は、つかみを持った衝撃として、観客たちの頭上へ降り注いでいた。

「僕ら、始動までに1年半地下活動をしてきたんですけど、ようやく始動しました。今日が楽しみ過ぎて寝れなかった」と語りだしたのがKEKE。MCでは、某ネット番組にゲストに出たときに、「ホストみたいなバンド」という書き込みを見たMINAMIが、「それ、ヴォーカルだけでしょ」と天然な発言をしていたことも報告していた。

 「今日はみんなとワーキャーしたい。みんなも自由に楽しんでください」。『茜』では、過ぎ去った思い出へ浸るように、哀切な想いを胸にKEKEが歌いかけてゆく。儚さと切なさを抱いたKEKEの歌声とは裏腹に、雄々しさを持って突き進む演奏。悲しみに揺れた気もちを、AMBEEKは激しく唸る音と歌声に投影。その歌は、心の叫びとして響いていた。
 MINAMIのカウントを合図に、演奏は一気に駈け出した。高ぶる気持ちを荒ぶる演奏に変え、AMBEEKは『CLOVER』を突きつけた。熱い息吹を覚え、舞台へ向け拳を突き上げる観客たち。KEKEの温かい歌声が胸をグッつかむ。でも演奏は、激しく唸りを上げ続けていた。身体が熱を覚え、騒ぎだす。それ以上に、気持ちを高ぶらす歌に心がつかまれていた。とても熱と高揚を与える楽曲だ。そこも、歌心を大切にしているAMBEEKらしさ?!
 「まだまだやれますかー」、沸き立つ演奏の上で、KEKEが熱した想いを観客たちの胸に突きつけた。激しく唸る『RESONATE』に合わせ、跳ねる観客たち。想いを語るように歌うKEKE。どんどん熱を上げる演奏に合わせ、観客たちは拳を突き上げ続けていた。「何時だって手を伸ばすから」とKEKEは歌いかける。彼らが伸ばしたその手をつかみ続ける限り、これからも僕らはAMBEEKと一緒に魂を開放した叫び声を上げられる。熱狂の中、そんな約束を交わすようにも感じていた。

「みなさんと一緒に100%にしたい。それが今、ここに出来ているなと思います」と語るKEKEの言葉のように、初ライブにも関わらず、この空間には、キラキラと輝く汗飛び交う一体化した空間が生まれていた。それが、とてもフレンドリーな空気だったのも嬉しかったこと。ここでAMBEEKは、夏前に『存在証明』をシングル発売しようと計画していることも伝えてくれた。

 「これからのAMBEEKを温かい目で見て、応援よろしくお願いします」。最後にAMBEEKは、自分たちの意志を示すように『霞』を突きつけた。気持ちを開放し、心にたくさんの光を集める楽曲だ。愛しい人へ思いを告白するように歌うKEKE。彼が、メンバーたちが、胸の内から沸き上がる想いをぶつけだす。「もう迷わない、これからも」という歌詞の一節が嬉しいじゃない。微熱な温度を持って揺れる楽曲を介し、誰もが大きな愛に包まれていた。「一人じゃ何も進まない」「僕らの形はどうかな」「その思いを感じ続けたい」。零れ落ちるように響く言葉を受け止めながら、誰もが、これからAMBEEKと一緒に描く未来へ胸を馳せていた。

この出会いが、これから先どんな景色となって続いてゆくのか。気になった方はAMBEEKという列車へ一緒に乗り込み、共に未来へ向けた地図を進んでみないか?!

TEXT:長澤智典

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★LIVE情報★

千歌繚乱vol.20

会場名:池袋EDGE
公演日:2019年3月25日(月)
【CAST】AMBEEK、ARTiCLEAR、AXESSORY、K、Ruiza solo works (順不同)
開場17:00 / 開演17:30
【先行チケット】3,500円 【一般チケット】3,800円 【当日券】4,000円 ※ドリンク代別途
主催・制作:BARKS(ジャパンミュージックネットワーク株式会社)
http://v-live.futureartist.net/

セットリスト

1.shout out
2.存在証明
3.茜
4.CLOVER
5.RESONATE
6.霞

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