BiSHや欅坂46のカバーに、えっ、the GazettE!?。アイドルライブでヴィジュアル系ナンバーもカバーしてしまう、元ネカフェ難民アイドルの月森結愛。その遍歴を紹介!!

 BiSHの人気曲のメドレーにまねきケチャナンバー、欅坂46…うん、フロアーでアイドル好きがウリャホイ騒ぐのもわかるなぁ。「最後の曲です」で流れたのが……えっ!?、マジッ!?!?、これ、the GazettEの『貴女ノ為ノ此ノ命。』じゃねぇ!?。お客さん、ポカーンとしてるよ。いや、ノリのいい楽曲だから騒いでるけどさ、そこ、ヘドバンだから。っていうか、アイドルライブの最後にヴィジュアル系ナンバーをぶっ込んでくるとは…。月森結愛、この子ヤバいくらいにぶっ飛んでんな!!

ネカフェ難民とアイドルと…。

ライブ後に彼女に話を聴いたところ、年齢は18歳。群馬県の片田舎に住むまだ17歳の高校生だった2017年9月、とつぜん彼女は「何かが起こりそう」「よし、スカウトされに東京へ行こう」という神の啓示…ではなく予感を覚え、2時間半かけて原宿へ。実際にそこで「アイドル活動をしませんか??」と声をかけられ、その出会いをきっかけにアイドル活動を始めている。
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「まわりが受験勉強や就職活動をしている中、わたしはアイドルに就職したので、迷うことなくアイドル活動をしていました」と語るように、残り少ない高校生活を月森結愛はアイドル活動に捧げてきた。
ただし、彼女のグループアイドル活動は長く続くことはなかった。当時から月森結愛は「グループ活動だと、自分の意見を通すことに難しさを覚えて」いた。しかも、スカウトされた事務所の解体も重なり、月森結愛は一人、東京のど真ん中へ放り投げられてしまった。
いや、単に実家へ帰れば済むことだったが、「自分の意志を貫けるソロとしてのアイドル活動を始めるため」、彼女は高校卒業後に一人上京し、バイト生活をスタート。同時に、アイドルとして活動するための素養を身につけるために日々を費やすことになる。そんな彼女が、手っとり早く暮らしてゆく術として選んだのが「ネットカフェ暮らし」だった。
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ネカフェ難民と言って良いのだろうか。彼女は、一日の工程をこなしたあとに、都内各所のネットカフェを夜な夜な漂流。「今は連泊パックもありますけど、わたし、いろんなネカフェを体験したかったから、毎晩異なるネカフェに泊まっていました。中には、「完全個室、部屋にクーラーがあれば、防音でパジャマも用意」された快適なお店もあれば、「下のクラブから夜中ずっと音が響いて寝れないうえに、シャワー室にはシャンプーやリンスもない」お店などでの宿泊も経験してきました」と語るように、今や外観を見るだけで、ネカフェの居心地の善し悪しを判断出来るまでの術を身につけたようで、密かに「ネカフェコーディネイター」になることも月森結愛は狙っている。
じつは今の事務所も、2ヶ月間以上一人ネカフェ難民生活し続けた月森結愛の逞しい精神力に惚れ込み、支持を表明。これも、「何があってもすべてポジティブに捉えてゆく」彼女の性格があってこそ。

ロック系アイドル月森結愛、歌うのはヴィジュアル系ナンバー!?
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7月7日の七夕の日より、月森結愛はソロアイドルとして活動をスタート。7月-8月の2ヶ月間で30本を越すライブ本数を入れてるように、早くも精力的にライブ活動を行っている。ただし、現在はカバー曲オンリーであり、「自分の方向性や可能性を今は見定めている時期」と本人も語るよう、オリジナル曲を中心とした活動へシフトしてゆくためのアイドリング期間だと捉えている。
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本人は、「hideさんやDIR EN GREYさんが好きだし、hideさんの影響でギターも弾きだした」ように、ギターを弾きながらのライブ活動を行おうともしている。現在、制作しているオリジナル楽曲も、ヴィジュアル系寄り。いつかは「バックバンドを従えてのライブ活動もしてみたい」と夢を語ってくれたよう、月森結愛は「ロック系アイドル」として活動を行うための準備も始めている。なるほど、the GazettEの楽曲などヴィジュアル系ナンバーも歌っているのは、その布石のためだったのか…。

活動を始めて間もないように、ライブに於ける歌唱及びパフォーマンス面ではまだまだ未完成な拙い状態だ。でも、歌いだすと次第に歌声が生き生きしてゆくように、その変貌ぶりに視線が惹かれるのも事実。余談だが、取材をしているときも、か細い声で語るのだが、その言葉は明確な意志と主張を持っている。「引っ込み思案なくせに自己主張や自己顕示欲の強い不思議なバランス」の上に成り立っているのが、きっと、今の月森結愛なのかも知れない。
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月森結愛の物語は始まったばかり…どころか、小説で言う序章の状態だ。本人は、「8月中にはオリジナル曲も歌えるように、今、準備しています」と語っていたように、そこからようやく月森結愛の物語が始まる。でも、気になった方は、成長の過程も含め、今から見ておくのも追っかけがいがあるというもの。ちなみに、ヴィジュアル系ナンバーが飛び出したら、思いきりヘドバンや折り畳みをしてください。わからなかったら、バンギャルたちをつかまえて学んでくれ。

TEXT:長澤智典
写真クレジット:RINethics Inc 

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